この時代、「さよなら」の一言が永遠の別れになってしまうこともありました。現代のように医療が発達していたわけではありませんでしたし、読み書きのできない人も多くいて（そのため、誰しもが手紙で消息を伝えられたわけではなく）、何より生活そのものが不安定でしたので、大切な人に別れを告げるということは非常に重いことでした。この曲は、実際に遠くへ旅立つ末の子供との別れを惜しみながら書いたもので、私自身の深い想いを込めました。この気持ちが、聴いてくださる皆さんの心にも届けば嬉しく思います。

In these times, saying “goodbye” to someone might mean forever. With medicine in its infancy, many people illiterate (so letters were not always an option), and life generally precarious, ‘farewell’ was a heavy thing to say to a loved one. I wrote this piece while saying goodbye to our youngest child who was traveling a long way away, so it is heartfelt for me. I hope you find it touching as well.

※ NEXT COMPOSER NOTES
「月夜譚 / Moon」

シングル配信
Glorious Edo ~大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」メインテーマ
指揮：下野竜也
演奏：NHK交響楽団
ツィンバロン演奏：斉藤浩

SOUNDTRACK ALBUMS

大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺（つたじゅうえいがのゆめばなし）～」
オリジナル・サウンドトラックVol.1
[発売日] : 2025.2.5
日本コロムビア / COCP-42437
価格：3,500円(税込)

■ メインテーマ (Tr.1)
指揮：下野竜也　演奏：NHK交響楽団

■ 参加アーティスト
Cimbalom　斉藤 浩 (Tr.1, 2, 5, 14, 15)
Cello　宮田 大 (Tr.7, 23)
Koto　LEO (Tr.5, 6, 11, 13, 15)
Piano　林 正樹 (Tr.4, 5, 7, 22, 23)
Solo Woodwinds　Chris Bleth (Tr. 12,15,17,20,21)

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