語り手の稲荷は、不思議な力を持っていて、ちょっとずる賢いけれど頭が切れる、いたずら好きなキャラクターです。人間のことをどこか斜めから見ているような、皮肉屋っぽいところもあります。 姿を変えるのもお手のもの。狐になったり、女性になったり、時には両方を混ぜ合わせたような姿で現れては、物語の展開に合わせて語りかけ、様々な情報も教えてくれます。 そんな気まぐれな稲荷を、ゆらゆらと揺れ動くようなメロディで表現してみました。調がコロコロ変わったり、三全音でひょいひょいと跳ねるイメージも表現しています。ワルツのリズムに乗せて、どこかコミカルだけれど、同時にずる賢さや知的なひらめきも感じられるような雰囲気を目指しました。

Our narrator, Inari, is magical, clever, cunning, and a bit mischievous. She is also a wry observer of humanity. Sometimes taking the form of a fox, sometimes as a woman, sometimes a bit of both, she acts as a commentator and source of information to the audience as the story unfolds. Because she is something of a shape-shifter, her melodies rock back and forth, constantly changing keys and moving by tritones. The effect, in waltz time, is a bit comic, but also a bit suggestive of sly ideas and intelligence.

SOUNDTRACK ALBUMS

大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺（つたじゅうえいがのゆめばなし）～」
オリジナル・サウンドトラックVol.1
[発売日] : 2025.2.5
日本コロムビア / COCP-42437
価格：3,500円(税込)

■ メインテーマ (Tr.1)
指揮：下野竜也　演奏：NHK交響楽団

■ 参加アーティスト
Cimbalom　斉藤 浩 (Tr.1, 2, 5, 14, 15)
Cello　宮田 大 (Tr.7, 23)
Koto　LEO (Tr.5, 6, 11, 13, 15)
Piano　林 正樹 (Tr.4, 5, 7, 22, 23)
Solo Woodwinds　Chris Bleth (Tr. 12,15,17,20,21)

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